ご先祖さまを知るきっかけその4
そして2万円の古書…白石村誌を入手したというお話。
そこで新たな繋がりが出来ました。
古書を買ったお店が南郷7丁目駅からすぐの所にある文教堂書店さんなんですが
私「『白石村誌』がここにあると知って買いに来たんです」
とお話をしてこの著者である『鷲田彌太郎』さんの遠い親戚に当たることを話したら
店主「え、じゃあアンタ小彌太先生の親戚なんだね」
といわれました。
…小彌太先生?え、誰ですか…(困惑)
私「小彌太先生って…?」
店主「その彌太郎さんの息子さんだよ」
ということで3人目の息子さんの存在が発覚。
そしてご存命であるということも。
…ということはばあちゃんの従兄弟だということ。知らなかった。
(※後に小彌太先生は従兄弟ではなく、甥っ子と判明しますが当時の状況をそのまま書いています。)
店主「小彌太先生はね、大学の教授もやってたんだけど退職して、今は長沼でのんびりしてるはずだよ。たまにお店に来たりするし、先生の書斎も査定して欲しいってお願いされててまだ行けていないんだ。」
と店主と小彌太先生が繋がりあることも発覚。
まさか…
まさかこんな風に縁があるとは…。
店主「先生の住所教えてあげるから、手紙書いて会いに行くといいよ。
先生も喜ぶだろうし、アンタの為にもなると思う」
と店主が小彌太先生の住所も教えてくれて色んなお話をしてくださいました。
店主「この本(白石村誌)は俺が北広島でも古書店やったりしてて35年もの間、2冊しか手元に来たことがない。
ましてや年代的にも貴重な本なんだ。正直、売りたくないし俺もまだ中身読んだことないからね… 。
しかも最後の1冊だ。でも、アンタが御先祖様を知ろうとしてこの本に出会った。
俺はアンタに売ることに後悔はないよ。大切にして欲しい。」
とおっしゃって下さいました。
すごく、すごくすごく嬉しかったです。
学芸員と図書司書も目指していることも話したら
店主「なら尚更、この本の価値が分かるだろうし大事にしてくれるだろう。勉強頑張るんだよ。」
と背中を押してくださいました。
『白石村誌』↓
その中に載っている鷲田彌太郎さんの写真↓
初めて会う方なのにすごく暖かくて、優しさが心にしみました。
世の中って狭いなぁ、と感じました。
こうやってまさか、縁が繋がると思いもしなかったです…。
つづく。